私がアウトドアと聞いて真っ先に思い出すのは、はるか昔の高校時代に友人たちと出かけたキャンプです。

キャンプの場所は誰もが名前を知っているキャンプ場でした。

女の子も来るそうだ、その一言で私たち三人の男子仲間は、天候の情報収集など大事な危険回避のことなど一つも頭にありませんでした。

先にも書きましたが、名の知れたキャンプ場で、渓流はずっと上流、下流はずっと下、そういう比較的安全な場所ということだけが私たちのあいまいな知識でした。

クラスの女子も参加しましたので、総勢五人です。

貸テントを皆で組み立て、食事を作り食事を一つのテントでしていると、バタバタと大きな音がして来ました。

大雨の予感がしました。やむ気配もありません。

そんな中一人の男子Tがウィスキーのボトルを開けて、ぐびぐびと飲み始めたのです。

あっという間に自分一人では歩けないほどになりました。川の音も大きくなっていました。

するとそのTが、雨の中を川の方に向かって「俺は負けないぞー」とかなんとか叫びながら歩いていくのです。

皆で羽交い絞めにしてテントに入れました。

それはともかく、雨の情報をだれも持っていなかったことです。

アウトドアでの雨、特に河川の近くのテントを使ったキャンプには、しっかり情報をつかんでおくことがどんなに大事か身をもって知りました。